2024.7.26 Mongabay:パーム油会社が不正行為で罰金、スラウェシの農民は相応のルピアを受け取る

インドネシア政府は、パーム油会社ハルダヤ・インティ・プランテーション(以下、HIP)に対し、収穫したアブラヤシの果房(以下、FFB)の対価を農家に支払わずインドネシアの法律に違反したとして10億ルピア(6万1000ドル)の罰金を支払うよう命じた。アマナと呼ばれる農業協同組合に所属するブオル地区の村人たちは、2018年以降、場合によってはそれ以前から、同社が自分たちの土地で収穫したFFBに対する支払いを受けていないと語った。これは、HIP社が2008年に村人たちと契約を結んでいたにもかかわらず起こったことだ。契約では、同社が村人たちの土...

【動画】パルマンの物語 アブラヤシ農園で働くということ

インドネシアやマレーシアのアブラヤシ農園で起きている労働者の人権侵害について、日本の方々にもこの現実を知ってもらうため、「ワヤン」というインドネシアの伝統芸能である影絵で表現しました。 このお話は、インドネシアのスラウェシ島からマレーシアのアブラヤシ農園に2000年ごろに出稼ぎに行った男性が経験した事実に脚色を加えたストーリーです。固有名詞はすべて仮の名前を使用しています。    ...

パーム油産業を調査したモンガベイ・インドネシアとカオエム・テラパックの新たな著作

2023.5.10 – Mongabay モンガベイ・インドネシアとNGOカオエム・テラパックの新たな著書「繁栄の約束と社会環境への影響の間(仮訳)」は、20カ所のパーム油生産地域を調査した23人のジャーナリストによって書かれた。この本は、インドネシアのパーム油産業における以下の主要な5つのテーマを検討している。...

労働者グループ、あらたな裁判で勝利を目指す(インドネシア)

Mongabay 昨年、インドネシア最高裁は、世界最大のパーム油企業の一つであるインドフード 社の子会社ロンドン・スマトラ社(以下、ロンスマ社)に、解雇した労働者らへの 約3万5000ドル相当の退職金の支払いを命じた。 2020年2月、インドネシアの労働団体OPPK等は、メダン労働裁判所にロンスマ社が 労働法に違反しているとして同社に対し6つの訴訟を提起していた。原告らは全員 、ロンサム社と口頭での契約により労働に従事していたが、2016~2017年にかけて...