2023.5.10 – Mongabay

モンガベイ・インドネシアとNGOカオエム・テラパックの新たな著書「繁栄の約束と社会環境への影響の間(仮訳)」は、20カ所のパーム油生産地域を調査した23人のジャーナリストによって書かれた。この本は、インドネシアのパーム油産業における以下の主要な5つのテーマを検討している。

1)パーム油農家が直面している問題、2)地域コミュニティとパーム油企業の対立、3)森林の損失や汚染など、パーム油産業の生態・環境影響、4)パーム油農家と企業の関係と、企業がいかに約束を守らないか、5)持続可能な方法で栽培するための農民のイニシアチブ

人間開発に関する大統領の特別顧問であるアベトネゴ・タリガン氏は、「政府は、新規パーム油許可の一時停止や持続可能なパーム油に関する行動計画など、パーム油産業を改善する政策を実施してきた。にもかかわらず、本の中で強調されているように、依然として問題はまだある。」と述べている。

NGOエコソック研究所の研究員スリ・パルピ氏は、パーム油を持続可能な方法で開発する農民たちの努力について考察している点を評価した。「農民のイニシアチブは興味深い。そのうちのひとつは、パーム油以外にも、食用作物や市場で販売可能な作物も栽培するものだ。」と彼女は述べた。

原文はこちら(英語)
https://onl.sc/TjMnG76