インドネシア・パーム油セクターの隠れた危機:調査から得られた6つの結果

Mongabay 先週、モンガベイ、BBCニュース、ゲッコープロジェクト(The Gecko Project)は、何百万人ものインドネシア人が、パーム油ブームの恩恵を受けられるという計画が、実際には搾取と違法な状況をもたらしているという調査結果を発表した。1970年代にインドネシアでパーム油産業が始まった際、コミュニティは、大規模プランテーションの一部から「プラズマ」農園を得ることになっていた。2007年からプランテーション会社はあらたなプランテーションの5分の1をコミュニティと共有することが法律上、義務づけられた。...

アブラヤシ開発地で野生の猫のウイルスによるリスクに警鐘

Mongabay 最近、発表された研究によると、野生のネコ科動物が猫コロナウイルスなどの家猫 に共通のウイルスに感染しているという。さらに、マレーシア・ボルネオ島のアブ ラヤシ農園に頻繁に出没するヤマネコやマレージャコウネコなどは、森林地帯にウ イルスを運んでいる可能性があり、絶滅の危機に瀕しているマレーヤマネコや脆弱 なスンダウンピョウなどの小型のネコ科動物に影響を与える可能性があるという。 研究者らは、動物福祉を保護活動やアブラヤシ管理計画に組み込むことで、感染リ スクが軽減されるかもしれないと述べている。...

6/3(金) 【連続セミナー】第1回「森林火災と地球温暖化―燃える森から地球の未来を守れるか」

近年、世界各地で大規模な森林火災が多発しています。2019年から20年にかけて、オーストラリアで日本の国土の半分に相当する面積が焼失したのをはじめ、ブラジルのアマゾン、インドネシア、ロシア、北米、アフリカなどで発生した森林火災は未曾有の規模となり、森林だけでなく農産物、気候、大気そして地域住民の生活と生物多様性への大きな影響が懸念されています。 森林火災の背景には地球温暖化による乾燥・干ばつがあるといわれ、一方では森林火災により熱帯や北極圏の泥炭地が燃えることで、森林が温室効果ガスの巨大な排出源となることも懸念されています。...