SPOTT:パーム油生産会社大手50社の評価で半数以上が評価を改善

SPOTT(Sustainable Palm Oil Transparency Toolkit)では、年2回パーム油生産会社大手50社の評価を実施しており、最新結果が発表された。28社(56%)の会社の透明性が高くなり、カーギル社とムッシム・マス社が66%以上のスコアを受け、「グリーン」と評価を改善した。ただし、IOIとFELDAは、RSPO認証が取り下げられたこともあり、評価が大幅に落ちた。ただし、IOIはRSPOへの提訴を引き下げ、今後RSPO...

RAN:ペプシコ社とインドフード社の児童労働、低賃金、労働搾取との関連を報告

サンフランシスコ - レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)インドネシア労働者の権利擁護団体(OPPUK)、国際労働権フォーラム(ILRF)による本日公開の「紛争パーム油の人々のコスト:インドフード社ペプシコ社のインドネシアの労働者搾取との隠されたつながり」と題された新しいレポートは、インドネシアの食品大手企業でありペプシコブランドのスナック生産者であるインドフード(Indofood)社が所有し運営する2つのパーム油プランテーション農園で行われた現地調査と労働者へのインタビューによる調査結果を明らかにしている。...

World Resources Institute:パーム油のサプライチェーンでの森林破壊の状況を地図ツールで確認可能

パーム油はシャンプーなどの生活洗剤からお菓子にいたるまで、多くの消費財に含まれている原材料だが、その生産のためには多くの犠牲が払われている。とくにパーム油生産の85%以上を担っているインドネシアとマレーシアでプランテーション造園のために森林破壊が行われている。パーム油を調達する企業は、サプライチェーンが複雑なパーム油の製造元を確認することが難しかったが、新しいPALMというリスクツールによりそれが可能になった。...

The Guardian:IOIグループがRSPOへの提訴を取り下げ

世界有数のパーム油生産企業で、ユニリーバやネスレにも供給していたIOIグループは、RSPO認証の要求に見合うような是正措置を年内に実施するつもりだという。 IOIグループは、インドネシアでの森林減少防止策を怠っていたとして、持続可能なパーム油のための認証であるRSPO認証を2016年4月に停止されていた。主要な顧客であったユニリーバ、マース、ケロッグ、ネスレなどはその後すぐにIOIからの購入を停止した。そして5月にIOIはRSPO認証停止は不当だと提訴していた。しかし、6月6日IOIは提訴を取り下げると発表した。...

RAN:10社のコーポレートガバナンス・コード報告を調査、サステナビリティ報告の改善を提言

東京 -昨年6月の日本でのコーポレートガバナンス・コード(以下本コード)の導入は、より大きな透明性と監視に向けて日本企業を開放していく手助けをする上で大きな一歩として歓迎された。しかし、レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)が本日発表した新しいレポートでは、本コードは取締役会の独立性などのガバナンス問題に関するいくつかの肯定的な影響を与えているように見える一方で、透明性と、サステナビリティの課題を企業の事業運営に統合していく点での改善については同様の効果があるとはいえない、と述べている。...