大企業 VS 小規模農家 インドネシアのオイルパーム産業の持続性と社会正義

※この文章は、2023年6月14日に開催されたタニア・リー氏の講演内容を要約したものです。同氏のプロフィールと著書の紹介は文末に記載しております。 今日はアブラヤシの栽培について「大企業プランテーション」と「小規模農家」を比較して話をします。形態の異なる二つの栽培主体は、持続可能性や社会正義に対して持つ意味が大きく異なります。このテーマは、私がインドネシアの西カリマンタン州で行った経済人類学の研究が始まりです。この研究はインドネシア、ガジャマダ大学のセメディ教授と共同で行い、「プランテーション・ライフ」いう本にまとめました。...