EUのパーム油規制に攻勢、KLMに抗議

NNA ASIA - 2017/11/28 インドネシア政府が、欧州連合(EU)のパーム油輸入規制の動きに攻勢をかけている。2015年にマレーシア政府と設立した「パーム油産出国委員会(CPOPC)」の代表がEU本部のあるベルギーの首都ブリュッセルで先週からロビー活動を開始。KLMオランダ航空の機内誌がパーム油の不使用を呼び掛ける内容の記事を掲載していることに対し、一部文言の削除を求める抗議書簡を送った。27日付ジャカルタ・ポストが伝えた。...

ESG観点から見るパーム油のリスク、専門家が解説

Sustainable Brands - 2017.12.08 水口剛・高崎経済大学経済学部教授は12月7日、ESG投資の観点からパーム油のリスクについて考えるシンポジウムに登壇した。非財務情報を投資の指標とするESG投資の動きは欧州から日本に伝わったため、「欧州で起きていることを注視する必要がある」とした。欧州では環境破壊につながるパーム油の規制が進んでおり、「日本企業がこのまま使い続けると、レピュテーションリスクにかかわる」と警告した。講演の要旨をまとめた。(オルタナS編集長=池田 真隆)...

パーム油発電、計画申請急増 燃料用生産量の半分必要、持続可能か懸念

朝日新聞デジタル - 2017年12月7日 アブラヤシの実からとれる「パーム油」を燃料に使うバイオマス発電の計画申請が国内で急増している。地球温暖化対策になる再生可能エネルギーのひとつだが、申請全体で必要な量が世界の燃料用パーム油生産量の半分にも匹敵する。過剰な計画は原産国の環境破壊につながりかねず、持続可能性にむしろ疑問符がつく。...

フォレスト・ピープルズ・プログラムが主要なパーム油の認証基準を比較したレポートを発表

森林に暮らしを依存する人々を支援する非政府組織である「Forest Peoples Programme」は、2017年11月22日「A Comparison of Leading Palm Oil Certification Standards」を発表した。 このレポートでは、6つの異なる分野における社会・人権に関する39を超える包括的な指標と比べることによって、パーム油の持続性に関する基準(RSPO、ISCC、ISPO、MSPO、SAN、HCS、RSB)を比較している。...