Mongabay
先週、モンガベイ、BBCニュース、ゲッコープロジェクト(The Gecko Project)は、何百万人ものインドネシア人が、パーム油ブームの恩恵を受けられるという計画が、実際には搾取と違法な状況をもたらしているという調査結果を発表した。1970年代にインドネシアでパーム油産業が始まった際、コミュニティは、大規模プランテーションの一部から「プラズマ」農園を得ることになっていた。2007年からプランテーション会社はあらたなプランテーションの5分の1をコミュニティと共有することが法律上、義務づけられた。
コミュニティはプラズマを得られているのか、企業は法的義務を果たしているのかについて、これまで体系的な調査が行われてこなかったことから、今回、調査が行われた。
調査結果は以下のとおり。1)コミュニティは、企業からプラズマの提供を受けられず、毎年数億ドルも奪われている可能性がある。2)過去10年間に少なくとも155のパーム油企業がプラズマを提供していないと非難され、プラズマをめぐる紛争が業界全体に広がっている。3)この紛争への政府の介入はほとんど効果がない。4)企業のプラズマに関する規制遵守についての政府の監査は進展していない。5)インドネシア最大のパーム油生産会社が、プラズマを提供していないことが判明。 6)このプラズマの問題を抱えているパーム油が、主要なブランドのサプライチェーンに入り込んでいる。
原文はこちら(英語)
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