2023年2月9日 − The STAR

世界第2位のパーム油生産国マレーシアは、パーム油の市場参入を阻むEUの政策に対抗するため、さまざまな貿易制限を検討している。マレーシアは、インドネシアと対応を調整する予定である。ファディラマレーシア副首相兼プランテーション・コモディティ相によると、ヨーロッパとの貿易を減速させ、ヨーロッパからの輸入を見直すなどの方策が検討されている。

EUは2022年12月、森林破壊を引き起こす製品がヨーロッパで販売されることを禁止する法律に合意した。木材、ゴム、牛肉、皮革、ココア、コーヒー、パーム油、大豆などの製品は、森林破壊がないことが証明されない限り、港を通過することができない。

マレーシアとインドネシアは、この政策に対する国際的な批判をリードしている。ファディラ副首相は「この規則は、より厳しいトレーサビリティ要件を満たすための手段を持たない、マレーシア・インドネシア、ラテンアメリカ、アフリカの何百万もの小規模農家の市場アクセスを遮断することになる。EUは、大規模農園が国際的な持続可能性基準を遵守し、マレーシア政府が環境に優しい経済と新たな農園面積の制限に取り組んでいるにもかかわらず、新たな要件を導入し続けている。」と述べている。

原文はこちら(英語)
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