https://www.gef.or.jp/news/info/semnar_pelletandforest/
米国南東部は、広大な米国の中でも最も豊かな森林を有する地域といわれています。ノースカロライナ州では、広葉樹と針葉樹の混交林や海岸沿いの湿地林が広がり、ブラックベア、ボブキャット、コヨーテなどの生息地にもなっています。
その貴重な生態系の基盤でもある森林が今、バイオマス発電用の木質ペレット生産のために伐採されています。皆伐により森が失われることで、野生生物たちは生きる場を失い、湿地が乾燥したり機械油で水が汚染されると水の中の小さな生き物たちも影響を受けます。
米国からの木質ペレットの輸入は今後急増すると予想されています。10年以上前から木質ペレット生産が続くこの地域では、森林生態系にどのような影響が表れているのでしょうか。
現地で生態系の保全活動に取り組む方アンディ・ウッド氏は、ノースカロライナ州南東部の生態系、それを構成し支える植物、野生生物に造詣が深い生態学者であり、自然保護教育にも長年取り組んで来られました。ウッド氏から見た森林と生態系の状況、それらへの木質ペレット生産の影響について、お話しいただきます。
【開催概要】
日時:2022年8月30日(火)9:00~10:30
(米国東部との時差が大きいため、朝の開催となります)
オンライン会議システムzoomを使用。
同時通訳付
【参加費】無料
【講演者】アンディ・ウッド氏(Coastal Plain Conservation Group/Director)
【お申込み】こちらより登録をお願いします。
アンディ・ウッド:作家、生態学者、受賞歴のある自然保護教育者。テキサスA&M大学にて野生生物管理、自然資源保護、博物館学を学ぶ。ノースカロライナ州南東部を拠点とする非営利環境団体COASTAL PLAIN CONSERVATION GROUP(CPCG)のディレクターであり、この地域の生物多様性の保護と希少な植物や野生動物の絶滅防止に取り組んでいる。
【お問合せ】地球・人間環境フォーラム Mail: event@gef.or.jp TEL: 03-5825-9735
(テレワーク中につき極力メールにてお問い合わせください)
【主催】地球・人間環境フォーラム、バイオマス産業社会ネットワーク、Mighty Earth
【協力(予定)】プランテーション・ウォッチ、ウータン・森と生活を考える会