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インドネシア政府は、食用油の不足と価格高騰への対応として、国内のすべてのパ
ームオイル企業を監査する。この危機の原因は、パームオイル産業が少数の大企業
に支配されているためだと、専門家らは指摘している。
国内の食用油不足を解消するために導入したパームオイル輸出禁止令を解除した後
も、価格低下や供給緩和が実現しないことから、業界内でのカルテルが指摘されて
いると、政府関係者は述べている。この種の監査は初めてであり、パームオイル企
業の許可・生産・コンセッションの規模を含むすべての側面を精査することになる
。土地の所有に関しては、数社に集中しており、そのことが業界の競争を妨げてい
るとされている。専門家らは、監査は土地所有に関わる問題に加え、正確なデータ
や透明性の欠如といった業界を悩ます他の問題にも取り組む必要があると述べてい
る。
原文はこちら(英語)
https://bit.ly/3NtszBI