Mongabay 2022.2.9
インドネシアの政府機関研究者らは、タマヌ(Calophyllum inophyllum)という植物から抽出された油が、バイオ燃料としてのパーム油の代替になる可能性があると考えている。研究者らによると、この樹種は火災跡地、鉱山跡地、泥炭湿地で成長することが可能だという。タマヌは熱帯アジア原産で、抽出される油は何世紀にもわたり、傷口に塗る軟膏などとして使われてきた。
インドネシア政府はアブラヤシプランテーションの拡大を必要とするバイオディーゼルプログラムをすすめているが、タマヌといった代替原料が、オイルパーム農園拡大回避に貢献するかもしれない。政府のバイオディーゼルプログラムでは、現在ディーゼルとバイオディーゼルの割合は7対3であるが、最終的にはバイオディーゼル100%を目標としている。この目標に達成するには、数百万haのオイルパーム農園の開発が必要とされている。
原文はこちら(英語)https://bit.ly/3HlmXqb