朝日新聞 – 2021年11月30日

気候変動の進行を食い止めるため「絶対に壊してはいけない生態系」を国際研究チームが分析した。こうした場所は世界各地に広がり、貯留する炭素は約1391億トンと推計。ここから大量の炭素を放出してしまうと、対策が急がれる2050年までの間には回復させられないという。

温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)は、化石燃料の燃焼などだけでなく、森林破壊や火災、乾燥化に伴って、森や土壌からも放出される。特に、原生林や泥炭湿地、マングローブは炭素が集中。ここを壊すと回収まで数世紀かかるという。チームは、こうした地域を優先的に保護する必要があるとしている。

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