https://www.foejapan.org/forest/biofuel/2020.html#shiryo

211012

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の導入により、木質ペレット、PKS、パーム油などを使ったバイオマス発電事業がここ数年の間で急激に増えました。その多くは海外で生産された燃料に頼っています。バイオマス燃料の生産のために天然林が皆伐され、野生生物の生息地が脅かされるといった報告が生産国から相次いでいます。

そんな輸入バイオマスを利用した発電は本当に持続可能と言えるのでしょうか。本オンラインセミナーシリーズでは、国内・国外から専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、バイオマス発電の持続性について考えます。

第6回:EUの動向から考えるバイオマス発電の先行き

現在、欧州連合(EU)は再生可能エネルギー指令(EU-RED)の改訂作業に入っています。バイオマス発電については、もともと森林などのからの土地利用転換を伴って生産された燃料を除外するなどの持続可能性基準がもうけられていましたが、生物多様性への影響を最小限とすること、カスケード利用など基準が厳しくなる方向です。しかし、まだまだ大きな議論があります。

また、イギリスでは新規バイオマス発電の温室効果ガス排出量の上限を厳格化、オランダではバイオマス事業への新規補助金を一時停止するなど、バイオマス発電をとりまく状況は急激に変わっています。

この動きの背景には何があるのでしょうか?バイオマス発電の未来はどう変わるのでしょうか?EUのバイオマス政策の専門家をお呼びして、バイオマス発電の今後や日本への示唆について学びます。

ぜひ、ご参加ください。

【日時】2021年10月12日(火)19:00~21:00

【申込み】以下からお申込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_PiL5-3HBSSqZE1bBqcJ4dQ
※オンライン会議システムのzoomを使います。
※マイク・スピーカー機能のついたPCもしくはスマホ、タブレットが必要です。

【プログラム】(予定、同時通訳有)

1. 日本におけるバイオマス持続可能性をめぐる議論(満田夏花/FoE Japan)
2. EUのバイオマス政策:EU再生可能エネルギー指令(EU-RED)とイギリスのバイオマス政策(Luke Chamberlain氏/Partnership for Policy Integrity)
3. EUのバイオマス政策:オランダのバイオマス政策(Fenna Swart氏/Clean Air Committee)
4. コメント(泊みゆき氏/バイオマス産業社会ネットワーク)
5. 質疑応答

【参加費】無料 *寄付歓迎(こちらから)

【主催】国際環境NGO FoE Japan
【共催】バイオマス産業社会ネットワーク
【協力】プランテーション・ウォッチ、Fair Finance Guide Japan、地球・人間環境フォーラム
【問い合わせ】国際環境NGO FoE Japan
TEL: 03-6909-5983(info@foejapan.org)