https://www.gef.or.jp/news/event/201208tropicalforest/

パーム油、紙、木材、バイオマスエネルギー源など、様々なモノのサプライチェーンを通じ、私たちの生活は熱帯林とつながり、熱帯林の減少とも関わっています。そして、今年2020年はSDGs15.2にある森林減少ゼロの目標年ですが、既にその達成は不可能と言われています。

この連続セミナーでは、生物多様性の宝庫であり、炭素の巨大な蓄積地でもある東南アジアの熱帯林、特にインドネシアのスマトラ島にフォーカスし、森林減少と地球温暖化・生物多様性について、現地で活動するNGOや専門家に最新情報と保全への課題についてお話いただきます。

真に持続可能な社会に向けて、熱帯林の産物を消費する私たちの側から何ができるか、4回のセミナーを通じて考えて行きます。ぜひご参加ください。

第3回:スマトラオランウータンの保全と熱帯林

2017年に新種と確認され、同時に絶滅危惧種となったタパヌリオランウータンが生息するスマトラ島北部には、スマトラトラ、センザンコウ、マレーグマなど、多くの希少種や絶滅危惧種が生息しています。オランウータン・インフォメーションセンター (OIC) は、スマトラのオランウータンとその生息する森林を守ることを目的として2001年に設立されました。

本セミナーの講師パヌート氏は、OICの設立者であり、野生生物保護と森林保全プロジェクトを実施しています。生息地の回復、保全地域の森林パトロールに加え、森林に関する犯罪への法執行のために、政府や国内外の機関との協力関係を構築し、また地域コミュニティの生計手段として持続可能な農業の導入も支援しています。

東南アジアに残された貴重な熱帯林とそこに生きる野生生物が未来に生き残っていくために、現地でどのような活動があり、課題は何か、具体的にお話いただきます。ボルネオオランウータンの研究者である日本オランウータン・リサーチセンターの金森朝子さんにコメントをいただきます。

日時:2020年12月8日(火)19:00~21:00

プログラム(敬称略)

1)講演:Panut Hadisiswoyo(Orangutan Information Centre)

2)コメント:金森朝子(日本オランウータン・リサーチセンター)

3)質疑応答

講演は同時通訳で行います。

開催方法:オンライン会議システムzoom

お申込み

フォームよりお申込みください。フォームにアクセスできない場合は、以下の情報をevent(a)gef.or.jp((a)を@に置き換える)までお送りください。お申込みいただいた方に、前日までにメールにてzoom参加用のリンク等をお送りします。

①お名前(ふりがな)②メールアドレス、③所属団体・組織名、④部署名等、⑤セミナーに関するご意見・ご質問・ご要望等(あれば)

参加費:無料

主催:地球・人間環境フォーラム

協力:プランテーション・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、ウータン・森と生活を考える会、気候ネットワーク

お問合せ:地球・人間環境フォーラム (担当:飯沼)

E-mail:event(a)gef.or.jp ((a)を@に置き換える)

*このセミナーは、国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」の助成を受けて実施します。