2017年9月4日 - 自然エネルギー財団

パーム油を使ったFiT発電の動き
相川高信 自然エネルギー財団 上級研究員

バイオマス発電の固定買取価格制度(FiT)による認定量が急増している。2017年3月末の認定量は1,200万kWを上回り、特に輸入材を用いる「一般木質・農業残渣」が1,100万kW以上を占めている。2016年11月時点で、自然エネルギー財団は提言を発表し、このままでは燃料不足が懸念されること、依然として熱電併給が進まないことなどの問題点を指摘した。しかし、提言発表時から1年以内に一般木質の認定量はさらに800万kWも増加し、今後の対策を早急に講じる必要がある。そんな中、パーム油を使う発電所がFiT認定を受けて稼働を始めるという、新たな問題が発生している。

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