CO2の排出量を増やさないというカーボンニュートラルの考えのもと、FIT(固定価格買取制度)の対象としてバイオマス発電の認定量が増加している。発電に利用する燃料として間伐材や建築廃材などの木材のだけでなくパーム油の利用にも注目が集まっている。

パーム油は生産過程において森林伐採や先住民の土地権収奪の問題等環境や人権の問題を多く抱えており、泥炭土壌から放出されるCO2排出の要因にもなる。

パーム油をバイオ燃料として消費した時に引き起こされる土地利用変化によるCO2排出量は石炭を上回っている。欧米では燃料としてパーム油を利用することを制限し、2020年までに段階的に廃止していく方向だ。

 

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自然エネルギー財団 連載コラム
リスクの高いパーム油発電:持続可能性基準づくりを急げ