EUの反パーム油政策との闘い

2023年2月9日 − The STAR 世界第2位のパーム油生産国マレーシアは、パーム油の市場参入を阻むEUの政策に対抗するため、さまざまな貿易制限を検討している。マレーシアは、インドネシアと対応を調整する予定である。ファディラマレーシア副首相兼プランテーション・コモディティ相によると、ヨーロッパとの貿易を減速させ、ヨーロッパからの輸入を見直すなどの方策が検討されている。...

インドネシアの小規模農家にとって、EUの森林伐採規則は脅威であると同時にチャンス

2023年1月4日 − Mongabay 欧州連合(EU)と英国で採用されている新しいパーム油規制は、すでに持続可能性の要件を満たすために苦労をしているインドネシアの個別の小規模農家にさらなる圧力をかける可能性がある、と新しい研究が示唆している。小規模農家の支持者たちは、このような農家が森林破壊ゼロのサプライチェーンに参入し、非持続可能な生産の悪循環を回避するためには、より大きな支援が必要であると述べている。...

労働者グループ、あらたな裁判で勝利を目指す(インドネシア)

Mongabay 昨年、インドネシア最高裁は、世界最大のパーム油企業の一つであるインドフード 社の子会社ロンドン・スマトラ社(以下、ロンスマ社)に、解雇した労働者らへの 約3万5000ドル相当の退職金の支払いを命じた。 2020年2月、インドネシアの労働団体OPPK等は、メダン労働裁判所にロンスマ社が 労働法に違反しているとして同社に対し6つの訴訟を提起していた。原告らは全員 、ロンサム社と口頭での契約により労働に従事していたが、2016~2017年にかけて...

PKS価格が高騰、パーム生産縮小でPKS供給減(インドネシア)

パームエナジーニュース パーム椰子殻(PKS)価格が高騰している。インドネシア政府が4月下旬から5月下旬にかけて食用パーム油とその派生品の輸出を規制したため、パーム油企業が輸出できず、パーム油の生産規模が縮小した。そのため、パーム油の生産における副産物であるPKSの生産量も減少したという。インドネシアのパーム油輸出企業によると「PKSの供給に対して需要が多すぎる事態になり、PKSが不足している」と語る。...