Food Ingredients 1st – 2025.2.12

オランダのバイオテクノロジー企業NoPalm Ingredientsは、副産物から酵母由来の食品グレード油脂を12万リットルの工業レベルにまで拡大し、これを「世界で初めて」達成したと主張している。

CEO の Lars Langhout 氏は、同社の酵母油はパーム油の「真の代替品」であると述べている。融点や粘度などの主要な要素が一致しており、従来のパーム油と同等の価格を提供する。「当社は微生物を改良しているわけではない。その代わりに、原料、酵母菌株、プロセスの組み合わせを最適化している。」と述べている。

同社によると、この油脂はアップサイクルされた農産物の副産物の発酵を利用して作られ、二酸化炭素排出量がパーム油に比べて90パーセント少なく、使用する土地も99パーセント少ないという。また、「多くの企業が当社との協力に熱心である。当社は現在、規制当局の承認プロセスを進めており、今年後半に必要な承認が得られると期待している。」と同社は述べている。

原文はこちら(英語)
https://www.foodingredientsfirst.com/news/substituting-palm-oil-nopalm-ingredients-scales-fermentation-based-fats-for-commercialization.html