私たちプランテーション・ウォッチは、東南アジア地域においてプランテーション開発によって引き起こされる森林問題や開発問題に取り組む7つの市民団体が協働して活動するネットワーク団体です。これまで、紙・パルプ原料のための産業植林やパーム油生産のためのアブラヤシ農園開発の問題を注視してきました。

 海洋をはじめとする環境汚染を引き起こすプラスチック問題への取り組みは、喫緊のグローバルな環境課題の一つであり、御社がその問題への取組みを進めていることは素晴らしいことであると認識しています。

 一方で、プラスチックバック、使い捨てのカトラリーやストローなどに使用されている株式会社カネカの海洋分解性バイオポリマーGreen Planetについては、その原材料がパーム油であることが、大きな問題であると考えています。

 ご存じの通り、パーム油は東南アジアにおける熱帯林減少の最大の要因であり、森林減少だけでなく児童労働を含む人権侵害、泥炭地開発による温室効果ガスの排出にも関わるコモディティであるという共通認識が、世界的に広がってきています。そのためパーム油の調達においては、サプライチェーンの確認を行い、NDPE(森林減少ゼロ、人権侵害ゼロ、泥炭開発ゼロ)方針に基づき森林減少・人権侵害・泥炭開発を行っていないことを確認する企業が徐々に増えています。

 Green Planetの主な用途は、使い捨てのプラスチック用品であり、その利用拡大は、これまで主に食用とトイレタリー製品の原料に使われてきたパーム油に新規の大規模な需要を生み出すことになります。今後、代替プラスチックの需要はますます増えていくことが予想されますが、それがパーム油需要の拡大による熱帯林への脅威となることは避けなければなりません。

 2023〜2024年にかけてGreen Planetの利用企業を対象に、調達や環境への取り組み状況を把握することを目的にアンケート調査を実施させていただきました。前回の調査より一定の期間が経過いたしましたので、その後の調達および取り組みの変化を把握し、今後の施策へ反映させるため、あらためて実施させていただく運びとなりました。

ご記入いただいた内容については、ご回答の有無を含め、個別企業名を含め公表させていただき、環境・社会に配慮したパーム油利用のあり方を検討し、社会に発信していくために活用したいと考えております。

 大変お忙しい中とは存じますが、上記趣旨をご理解のうえ、ご協力をお願いいたします。

誠に勝手ながら、2026年2月27日(金)までに以下のGoogleフォームよりご回答いただきますようお願い申し上げます。

回答用フォーム:https://forms.gle/eCjKB21xuVWiG26E7

2025年2⽉5⽇
プランテーション・ウォッチ事務局 熱帯林⾏動ネットワーク(JATAN)
パーム油アンケート係(担当:吉⽥、中司)