判決はパプアの森をパーム油のためのさらなる皆伐から救う

2023.9.11 Mongabay ジャカルタ国家行政裁判所は9月9日、南パプア州にあるタナメラアブラヤシ農園の巨大プロジェクトで操業するプランテーション企業2社、メガカルヤ・ジャヤ・ラヤ(MJR)社とカルティカ・シプタ・プラタマ(KCP)社が起こした訴訟を棄却した。 この2社はイエメンに本拠地を置くヘイセル・サイード・アナムコングロマリット傘下のパシフィック・インターリンクと関係がある。判決は、コンセッション内での皆伐を中止し、残された森林を保全するよう企業に求めている。...

持続可能なパーム油生産を目指すサバ州に役立つグループ認証(マレーシア)

2023.9.19 Mongabay 2015年、マレーシア・サバ州政府は、2025年までに同州のパーム油の持続可能性認証(RSPO認証)取得を100%達成すると約束し、このような持続可能なパーム油の管轄認証アプローチ(JCSPO)を試験的に導入する世界初の地域となった。しかしその期限が近づくにつれ、小規模農家による認定取得が大きな課題であることが判明した。...

あらたな農民財団が、森林破壊ゼロ産品を支援(インドネシア)

2023.8.9 – Mongabay インドネシアのパーム油農民組合であるSPKSは、全国の農家が森林を保護し、持続可能な製品を世界市場に販売できるよう支援するための新しい財団、Farmers For Forest Protection Foundation (4F) を設立した。設立の背景には、森林破壊をせず持続可能なインドネシア製品に対する需要の高まりがある。たとえば、欧州連合は近年、森林が破壊されたり違法に採取された場所からのゴムやパーム油などの産品の取引を禁止する規則を採択している。...

核兵器製造、パーム油、たばこ関連への投融資禁止 日本生命がESG対応で基準を改定・強化

2023.8.22 – SUSTENABLE BRAND 日本生命はESG投融資の手法を高度化、対象基準などを改定した。投融資先企業のESGに関するレーティング(格付け)内容を明確化、評価の高い企業を投資対象として選定する「ポジティブ・スクリーニング」を全資産に適用するとともに、該当企業を投資対象から外す「ネガティブ・スクリーニング」を拡大。生物多様性と人権、健康の観点から、パーム油関連企業とたばこ関連企業への投融資禁止を打ち出した。...