EUの反パーム油政策との闘い

2023年2月9日 − The STAR 世界第2位のパーム油生産国マレーシアは、パーム油の市場参入を阻むEUの政策に対抗するため、さまざまな貿易制限を検討している。マレーシアは、インドネシアと対応を調整する予定である。ファディラマレーシア副首相兼プランテーション・コモディティ相によると、ヨーロッパとの貿易を減速させ、ヨーロッパからの輸入を見直すなどの方策が検討されている。...

国際認証に抜け穴、グローバル企業が「違法パーム油」調達から抜け出せない理由

Yahoo ニュース レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)はこのほど、インドネシア の森林保護区を開拓して違法に取られたパーム油が、サプライチェーンを通してグ ローバル企業に流れているという報告書を発表した。日清食品、ネスレ、ユニリー バなど、いずれもRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟している企 業だ。それでも違法パーム油を調達してしまうのは、農園までのトレーサビリティ が不十分などの問題がある。 RANは2022年5月、スマトラ島にある国の保護区「ラワ・シンキル野生動物保護区」...

パーム油禁輸をめぐる非難と賞賛(インドネシア)

Mongabay パーム油の世界最大の生産国、インドネシアは、4月28日から国内食用油不足への対応として、パーム油の輸出を禁止する。業界ウォッチャーは、生産者が国内市場向けパーム油の一部を、空前の最高価格となっている海外向けに振り向けていると見ている。禁輸措置に対し、国営マンディリ銀行のデンディ氏は、輸出を禁止しても国内での食用油不足と価格高騰の問題は解決せず、国際市場での不足とパーム油価格のさらなる上昇がもたらされ、禁輸により国内生産者は価格上昇の恩恵にあずかれないという事態に陥るだろうと述べている。...

インドネシア、パーム油の輸出を禁止 国内供給確保で

ロイター インドネシア政府は4月22日、パーム油とその原材料の輸出を28日から禁止すると発表した。同国は世界最大のパーム油生産国で、世界全体の供給の半分超を占めている。輸出禁止により、世界的な食料インフレが一段と悪化する可能性がある。 ジョコ大統領は配信された動画で、ロシアのウクライナ侵攻を受けて食品価格が世界的に高騰したことで、食料の国内向け供給を確保したいと説明。「国内市場において調理用油が潤沢に手ごろな価格で確実に供給されるようにするため、この措置の効果を見届けて検証する」と述べた。 原文はこちら(日本語)...