NEWEUROPE 2018/04/10

イギリスのスーパーマーケットチェーンのアイスランド(Iceland)社が環境問題を理由にパーム油を使用した自社ブランド製品の取り扱いを今年の終わりまでにやめると発表した。

パーム油は石鹸からビスケット、バイオ燃料までありとあらゆるものに使用されているおり、グリーンピースのような環境キャンペーナーによると、増え続けるパーム油の需要が東南アジアの熱帯林破壊に結び付いている。

パーム油生産は1990年~2008年までの世界の森林減少要因の8%を占め、オランウータンのような絶滅危惧種を脅かしている。環境保護団体のキャンペーンを受けて、EUではパーム油使用製品にラベル表示することを導入している。声明の中で、アイスランド社社長リチャード・ウォーカー氏は「持続可能に管理されたパーム油プランテーションなどない」と語った。

今のところ同社が取り扱いを止めるパーム油製品は自社ブランド製品の範囲以内であり、その他の製品については適用されない。この取り組みは製品の生産コストを上げるだろうが、アイスランド社は顧客に負担はしないと明言している。同社は現在自社のパーム油使用製品の50%で切り替えが可能だ。

アイスランド社は過去にも自社ブランド製品への遺伝子組み換え作物の利用を禁止し、最近では2023年までにプラスチックを使用したパッケージを禁止すると明言している。

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日本経済新聞(会員登録が必要)
英スーパー、パーム油製品を追放 環境に配慮、反論の声も